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『ドイツのスポーツ都市』
著作:高松平藏 出版社:学芸出版社 発効日:2020年3月25日 評者:太田光稀 ◉はじめに 本書は、著者が在住しているドイツ・エアランゲン市を中心にドイツ各地の事例を取り上げながら、スポーツや健康に関する取り組みが都市のエコシステム[1]としてどのように機能しているのかについて議論している。 著者は奈良県生まれドイツ在住のジャーナリストである。京都の地域経済紙の創業メンバーとして関わったのち、1990年代後半から日独を行き来し始める。2002年にエアランゲン市に拠点を移した。 ◉目次 第1章 スポーツクラブというコミュニティ 第2章 まちを盛り上げるスポーツ 第3章 サステイナブルなアウトドア・ツーリズム[2] 第4章 健康に暮らせるまちをつくる 第5章 スポーツが地域経済に与えるインパクト 第6章 スポーツ人口を増やすプロモーション 第7章 スポーツで都市の質を高める ◉概要 第1章では、ドイツのスポーツクラブについて書かれている。ドイツでは日本でいうNPOをフェライン
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3月27日読了時間: 6分


『分解するイギリス』
著者:近藤康史 書名:分解するイギリスー民主主義モデルとしての漂流 出版社:精興社 出版年:2017年 評者:吉田優世 ・本書の概要 本書は、タイトルにも含まれる「分解」をキーワードにイギリス民主主義の制度や政党政治のメカニズムを中心に捉えて、かつて理想やモデルとされてきたイギリス民主主義が、EU離脱によって何がどう変わってしまって、なぜ変化が起こったのか、どこに向かっているかを考えていくものである。 著者は、政治学者であり、名古屋大学や筑波大学の教授を務めている。専門分野は比較政治とイギリス政治である。名古屋大学を卒業した後、名古屋大学大学院法学研究博士課程修了し、博士号を取得した。 ・本書の内容 本書は、序章から終章までの6章に分かれて構成されている。まず序章では、かつて民主主義のモデルとして称賛されていたイギリスの政治がEU離脱によって混乱を起こしている現状が描かれている。分解の過程・制度的な分解・変化を解説する分解の3つがタイトルにも含まれている「分解する」の意味を込めている。 1章では、模範とされていたイギリスの民主主義につ
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3月27日読了時間: 5分


『ナチズムは再来するのか?民主主義をめぐるヴァイマル共和国の教訓』
・編者 アンドレアス・ヴィルシング、ベルトルト・コーラー、ウルリヒ・ヴィルヘルム ・発行所 慶應義塾大学出版会株式会社 ・出版年 2019年 ・著者 アンドレアス・ヴィルシング(第1章) ホルスト・メラー(第2章) ウーテ・ダニエル(第3章) ユルゲン・W・ファルター(第4章) ヴェルナー・プルンぺ(第5章) ヘルフリート・ミュンクラー(第6章) エレーヌ・ミアル・ドラクロワ(第7章) ・監訳者 板橋拓己、小野寺拓也 評者:松田佳也 ◉はじめに この本では、1919~1933年に存在したヴァイマル共和国と現在のドイツにおける、政治や社会状況の共通点や相違点を「政治文化」「政党システム」「メディア」「有権者行動」などに分け、多角的に比較・分析している。なお、この本は、各章ごとにそれぞれ違う人物(主に大学教授)が、ラジオで放送したものや新聞に掲載されたものを編者同士での対話を重ね、まとめられたものである。また、監訳者である板橋拓己と小野寺拓也は共に大学教授であり、それぞれ「国際政治史」「ドイツ現代史」を専門にしている。
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3月27日読了時間: 6分


『ハリー・ポッターの生まれた国』
黒岩徹著(NHK出版、2004年) 評者:鈴木脩真 ◉はじめに 本書は、J.K.ローリングによる世界的ベストセラー『ハリー・ポッター』シリーズを単なる児童文学やファンタジー小説として読むのではなく、その背後にあるイギリス文化や歴史、教育制度を手がかりに分析しようとした評論的な一冊である。著者は「この作品はイギリスという土壌から生まれた」という視点を徹底し、寄宿学校文化、階級社会、宗教的伝統、神話や伝承の継承など、イギリス的要素がどのように物語を形作っているかを解き明かしていく。ここでは本書の内容を要約しつつ、その意義と課題を批判的に検討する。 なお、本書を書いた著者は、黒岩徹で、日本のイギリス研究家である。2001年よりイギリスでジャーナリストとして日英交流に尽くした功績で、英国エリザベス女王から大英名誉勲章OBE賞を受賞した。16年間のイギリスの生活をもとにした著書が様々ある。 ◉本書の概要 ・目次 第1章 暮らしを楽しむイギリス人 第2章 学校が好きなイギリス人 第3章 魔法が好きなイギリス人 第4章 おかしなおかしなイギリス人 .
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3月27日読了時間: 5分


『ヒトラーの時代 ドイツ国民はなぜ独裁者に熱狂したのか』
著者:池内 紀 出版社:中央公論新社 出版年:2019年 評者:梁嶋 大輔 〇はじめに ドイツ文学者である池内紀編著の『ヒトラーの時代』は、1925年から1939年にかけてのヒトラーの政治家デビューから独裁者として人気絶頂にあった頃を中心に扱っている。なぜドイツ国民がヒトラーとナチスに熱狂したのか、重要になる様々なテーマやエピソードを「ドイツ文学者」の視点で独自に選出しており、その視角を中心に考察されている。 〇目次 封印された写真―はしがきにかえて Ⅰ 消された過去 演説家ヒトラー―デビューのころ カリスマの誕生 独裁制の成立 ペンと権力 分かれ道(1)-マレーネ・ディートリヒの場合 分かれ道(2)-名取洋之助の場合 Ⅱ 「歓喜力行」 国民車の誕生 国民ラジオの威力 ゲシュタポの誕生 ヒトラーとマイクロフォン ジュタリーン文字 制服国家 独裁制の完成 Ⅲ ナチス式選挙 強制収容所第一号 民族共同体 「長いナイフの夜」 亡命ハンドブック 平穏の時代 顔の行方 小
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3月27日読了時間: 5分


『スウェーデン・デザインと福祉国家 住まいと人づくりの文化史』
著者:太田美幸 出版社:新評論 出版年:2018年 評者:舟山大輝 ◉はじめに 本書はスウェーデンのデザインと福祉国家がどのように作られていったのかを中心に、主に19世紀後半〜20世紀前半のスウェーデンの人物や思想、政策などを説明している。著者は社会学研究科の教授であり、著書には教育に関する本が多い。スウェーデンのデザインに惹かれた著者が教育の観点を中心に、人間の思想やデザインの変遷とそれが人間形成と社会形成に及ぼした影響について考察しているのが本書である。 ◉本書の概要 本書は各章ごとに1つの現存する建物あるいは施設を紹介し、その歴史をたどることでスウェーデンデザインと福祉国家の発展経緯について理解できるような構成である。そして、人々の住環境の変遷とその背景にある近代デザインの発展経緯について、考察していくといった内容になっている。具体的な各章の内容は以下の通りである。 序章 スウェーデンの暮らしとデザイン 本書の構成に関する説明と本書で主に考えていくことについての説明、そして主に取り扱われている19世紀後半〜20世紀前半頃のスウェ
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3月27日読了時間: 5分


『ヨーロッパ史入門:市民革命から現代へ』
池上俊一著(岩波ジュニア新書946) 評者:山田夕菜 ●はじめに 本書は、ヨーロッパの近代から現代までの歴史を、初めて学ぶ人でも理解しやすいように整理した本である。歴史の本というと出来事の年号を覚えたり、人物の名前を暗記したりするものだと思われがちだがこの本はそうではない。著者は、歴史は「1つの正しい知識」ではなく、「なぜそうなったのか」「別の見方はあるのか」と問いながら読むことができる。私はこの考えがとても好きでゼミナールでヨーロッパの歴史について学ぶ上で大切なことだと思った。 ●本書の論点 この本の内容は、市民革命から始まる。特にフランス革命は近代ヨーロッパの出発点として紹介されている。革命の結果、自由や平等といった新し価値観が生まれ、それが憲法や議会制度の基礎となったことはよく知られている。しかし著者は理念が生まれた一方でそれが必ずしもすべての人に広がったわけではなかったと指摘する。女性や植民地の人々はその枠から外され、自由や平等は「一部の人のもの」にとどまった。読者はこの話を読んで、「普遍」と「排除」が同時に存在するという矛盾を強
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3月26日読了時間: 4分
2025年度2年ゼミ夏の書評チャレンジの合評結果について
日時:2025年9月24日 開催地:富士緑の休暇村(樹海周辺) 取り纏め:内田秀真(4年ゼミ長) 記録:高見 ●審査結果 本審査会では、2025年度2年ゼミ生が今夏の課題としてチャレンジし作成した書評の第一次稿(または修正稿)について、特に優れた点を有すると評価された書評を表彰します。審査は3・4年ゼミ生、卒業生が合評し、決定したものです。教員の役割は、例年通り、原稿の取りまとめと配布に留まりました。 合評においては、参加した上級生から、厳しくも暖かい意見が多く寄せられました。今年度の書評も昨年度に引き続き意欲的な作品が多かったと思います。上位5名を表彰しましたが、惜しくも表彰を逃した書評の全てが得点を獲得していました。 今回も過去2年間と同様に、事前に審査役の皆さんに原稿を配布し読んでもらう方法を取りました。本の内容を紹介するだけに留まらず、著者の立ち位置や議論の方向性も考慮しつつ、歴史的視点も意識しながら批評を試みたり、著者との議論を試みた作品が評価されたように感じます。審査側として参加した学生にとっては、他者の作成した書評を吟味し、内
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2025年12月18日読了時間: 5分


『『レ・ミゼラブル』の世界』
著者:西永良成 出版社:岩波新書 発行年:2017年 評者:小林幸誠 ● はじめに 『レ・ミゼラブル』は19世紀にフランスのヴィクトール・ユゴーによって執筆された長編小説である。『レ・ミゼラブル』は世界的な名作であるが通読した読者は少なく、原因はその長大さと「哲学的な部分」と呼ばれるユゴーの蘊蓄にある。この本は、その「哲学的な部分」をユゴーの思想とともに読み解いていく作品である。 著者は東京外国語大学の名誉教授で、20世紀のフランス文学を専門としたフランス文学者、翻訳家である。 ● 目次 第1章 『レ・ミゼラブル』とはどんな小説か 第2章 ふたりのナポレオンと『レ・ミゼラブル』 第3章 再執筆とナポレオンとの訣別 第4章 ジャン・ヴァルジャンとはどういう人物か 第5章 「哲学的な部分」とユゴーの思想 ● 本書の概要 第1章では、まず『レ・ミゼラブル』のあらすじと構成、時代設定が歴史的背景ととも説明されている。『レ・ミゼラブル』は一度ユゴーが執筆を中断し、12年以上経ってから再執筆され完成に及んでおり、「哲学的な部分」は再執筆の際に加筆され
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2025年12月18日読了時間: 6分


『中世ヨーロッパの城の生活』
ジョセフ・ギーズ、フランシス・ギーズ共著 (栗原泉訳、講談社学術文庫出版部、2005年6月10日) 評者:曹晴児 ● はじめに 著者夫妻は中世社会生活史研究の権威で、本書では「城」という象徴的空間を切り口に、中世の社会構造と人々の生き様を探究している。これまでの研究では軍事防御機能や貴族の権力象徴という側面に偏っていた「城」のイメージを、著者は一気に転換し、そこを「人々が実際に生活を営んでいた共同体」として捉え直すことで、読者に新たな歴史の視座を提供している。 ● 本書の概要と論点 本書は、城の建築発展を「防衛の必要性」と「生活の多様化」の二軸で追跡し、その空間が中世社会の階級構造を反映していることを明らかにする。10世紀頃の木造塁から12~13世紀の石造主塔と多重城郭への進化は、技術進歩だけでなく階級秩序の空間への刻み込みでもある。主塔は領主の住居と最後の防衛線を兼ねており、内部の階層的配置は「高さが権力を意味する」価値観を反映している。内郭には貴族子女や近臣の住居、小教堂、調理場があり中枢的生活圏として機能し、外郭には職人の工房や農夫の家
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2025年12月18日読了時間: 4分


『ユダヤ人』
上田和夫著、講談社現代新書834、1986年 評者:船津ゆうき ◉はじめに 今回読んだのは、上田和夫さんの「ユダヤ人」という本です。まず簡単に説明すると、この本は古代から現代までのユダヤ人の歴史をまとめており、彼らがどんな特徴を持ち、どうして世界の中で独特の存在になってきたのかを分かりやすく説明しています。 著者の上田和夫さんはドイツ文学の研究者で、さらにイスラエルに留学した経験がある人です。したがって、本の内容には、単なる歴史の知識だけでなく「現地に行ったからこそ感じられた視点」が反映されていると感じられます。しかも、難しい言葉が少ないので他の類似の本と比べると理解しやすいと思います。 ◉本書の概要 本書は、6章で構成されています。第一章は、古代ユダヤ人についてです。旧約聖書の時代から始まり、「選ばれた民」という強い自意識がどう形作られたのかを説明しています。その自負心は民族をまとめる力になった一方で、他民族からの反発を呼ぶ原因にもなりました。 第二章は、イスラム・スペインのユダヤ人が主題です。イスラム世界の中では、ほかの時代より比
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2025年12月18日読了時間: 4分


『中世の世界』
創元社,1963年 ●本書評のタイトル 兼岩正夫『中世の世界』に関する文献概要と現代的視点からの検討 評者:明張依 ●本書評の目次 はじめに 1. 文献内容の要約 2. 現代的視点による検討 2.1 ゲルマン人の社会・政治に関する表述 2.2 オストゴート王国と連続性論 2.3 フランク王国と中世文化の中心 2.4 イスラム文化とサラセン帝国 おわりに はじめに 本書は、西ヨーロッパの中世盛期から後期にかけての社会構造と秩序について、封建制度、荘園経済、教会権力、都市の興隆といった核心的な要素に焦点を当て、その内在的な論理と歴史的意義を解き明かしています。 兼岩正夫(1928-2007)は、戦後日本を代表する西洋史学者で、京都大学の名誉教授でした。専門はドイツ中世史です。「京大西洋史学派」の代表的な研究者として、アナール学派の影響を受け、社会経済史と制度史の視点から中世ヨーロッパの構造と秩序を分析することに力を注ぎました。著書に『封建制社会(新書西洋史 3)』 (講談社現代新書、1973年)などがあります。 1. 文献
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2025年12月17日読了時間: 7分


ナポレオン四代~二人のフランス皇帝と悲運の後継者たち
著者:野村啓介 出版社:中公新書 出版年:2019年 評者:北島隆成 ●はじめに この本は、18世紀末、一軍人から皇帝までのぼった英雄ナポレオンと、その後4代目までの「ナポレオン」について書かれている。父に憧れ、軍功を焦るが、病により夭折する2世、二月革命を経て大統領に当選しその後のクーデタで皇帝のなった甥の3世。そして帝政復興の期待を背負うも、英兵として赴いた戦地で命を落とした4世まで、革命と激変の時代に「ナポレオン」はどう生き、民衆に求められていたのかを読み解いていく内容である。 著者の野村啓介は、1990年九州大学文学部史学科を卒業後、九州大学大学院を経て現在は東北大学で教鞭をとっている。著書に「フランス第二帝制の構造」(九州大学出版会)、「ヨーロッパワイン文化史―銘醸地フランスの歴史を中心に―」などの作品を持つ。 ● 目次 序章:ナポレオンの家系 第一章:皇朝の創設者 ナポレオン一世 第二章:ドイツ貴族になった ナポレオン二世 第三章:囚人から共和国大統領、皇帝へ ナポレオン三世 第四章:帝政復興の期待の星 ナポレオン四世 終章:その
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2025年12月16日読了時間: 4分


スペイン 危機の二〇世紀:内戦・独裁・民主化の時代を生きる
著者:八嶋由香利 出版社:慶應義塾大学出版会 出版年2023年 評者:齋藤裕太 ○はじめに 著者の八嶋由香利は慶應義塾大学の名誉教授でスペインの近現代史とカタルーニャ史の研究者である。 この本は20世紀のスペインを単なる通史として描くのではなくそれぞれの危機に翻弄される個人や集団のアイデンティティのあり方、その揺れや変化に着目する、スペインを国境を越えて広く外部に開かれた空間として捉え、そこで織りなされる人やモノ、情報などの移動・ネットワークに着目し、この共通認識の中で20世紀史の流れを理解していく本である。 ○本書の内容と概要 目次 はじめに 第一章 自治と独立-カタルーニャ独立主義の源流 第二章 共和制・内戦からフランコ独裁へ-政治的暴力の歴史とどう向き合うか 第三章 「二十七年世代」の女性作家たち-コンチャ・メンデスとマリア・テレサ・レオン 第四章 スペインの前衛芸術と内戦 第五章 フランコ独裁政権下の小説-社会危機の表象 第六章 スペイン民主化とはなんだったのか-価値観・社会運動・政治制度 第七章 移民をめぐる「危機」とスペイン社会 おわ
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2025年12月16日読了時間: 4分
2024年度ゼミ論集・優秀論文の選定について
本ゼミでは、ゼミ生の研究成果を発表する場として、ゼミ論集を刊行しています。今年度より、卒業生を中心に構成されたゼミナール論集委員会で、優秀論文の選定を行うことになりました。審査の結果、以下の通り、今年度の最優秀論文1本、優秀論文2本を決定いたしましたのでご報告いたします。...
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2025年3月10日読了時間: 1分
『第二帝国』上巻
著者:伸井太一 出版社:合同会社パブリブ 出版年:2017年 評者:劉芊葉 🟢はじめに 伸井太一編著の『第二帝国』上巻は、19-20世紀のドイツ帝国について書かれた本で、政治、社会、文化、そして日常生活について詳しく解説している。なお、この本は上下巻で刊行されており、各...
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2025年2月4日読了時間: 6分
『第一次世界大戦の起源』
著者:ジェームズ・ジョエル 出版社: みすず書房 出版年:2020年 評者:ゴチシン ●はじめに 第一次世界大戦は、ヨーロッパだけでなく全人類に深刻な災難をもたらした。この戦争が終わって以来、各国の研究者や平和を求める人々は戦争の原因を探り、その中で、国際史研究者の一人...
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2025年2月4日読了時間: 7分
『シンデレラはどこへ行ったのか―少女小説と『ジェイン・エア』』
著作:廣野由美子 出版社:岩波新書 発行年:2023 評者:久保瑞穂 🟢はじめに この本は、著者が「物語は人生に作用する大きな力をもっている」という主張を展開する際に、著者自身が影響を受けた、強く生きる女主人公の物語を軸に主張の証明を試みたものである。...
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2025年2月4日読了時間: 5分
『ドイツと日本の比較経済社会学 もう一つの日独比較論』
著者:平寺岡寛 出版社:信山社 出版年:2023年 評者:伊藤和平 🟢はじめに 現在では新型コロナウイルスは比較的落ち着きつつある。2019年12月初旬に、中国武漢市に第一例目が報告され、瞬く間に全世界へと流行したこの出来事は、自分自身決して忘れることはないだろう。そし...
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2025年2月4日読了時間: 4分
『ホロコーストの現場を行く』
作者:大内田わこ 出版情報:岩波書店 出版年:2022年 評者:セキイカ ●はじめに 『ホロコーストの現場を行くーベウジェツ・へウムノー』は、著者の大内田わこさんがホロコーストの歴史的な場所を訪れ、その経験や感情を通して読者に伝える旅行記のような内容である。ホロコ...
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2025年2月4日読了時間: 5分
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